日本音楽家ユニオン中部地方本部通信

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職業音楽家と音楽関連の労働者の個人加盟による組織、日本音楽家ユニオンの、全国に7つある地方本部の1つ、中部地方本部からのインフォメーション、会員のみなさまのコンサート情報などをお届けしていくページです。

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「ペルナンブコ」というブラジル固有の木があります。その木は数百年にわたり家具や楽器の材料として愛好されてきましたが、長年にわたる伐採のために枯渇し、近年、ワシントン条約の『付属書II』に掲載され取引が規制されました。
しかし、2025年11月のワシントン条約会議において『付属書I』へのランクアップが検討され、学術研究を目的とした取引以外は全面的に禁止される可能性が高まりました。
『付属書I』というのは絶滅のおそれが最も高い種のリストで、よく知られている例としては、楽器で使われている象牙や鼈甲(べっこう)も対象です。
記載変更が決定すると弓の新造だけでなく、現在使用されている弓も国外への持ち出しが禁止されるので、世界中の演奏者の活動にも大きな影響が及びます。
環境問題も大切です。しかし、この問題は楽器製作だけが原因ではなく、非公認の乱獲をはじめ、いくつもの要因で起きてしまったことであり、音楽家が数百年かけて築き上げてきた技術や伝統が絶えてしまうのは筆舌に尽くしがたいことです。
音楽家の自由な演奏活動に大きな影響と障害をもたらすことから、日本音楽家ユニオンはペルナンブコのワシントン条約の付属書への記載変更に反対の立場をとっています。
この声明をぜひお読みいただき、拡散をお願いいたします。
Cоp20におけるペルナンブコ材声明

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